本記事は、bisonicr様のご厚意により転載させていただきました。
原文はこちら：【ガジェット】 earaku 「YOUON(優音) J082」 想像以上に多様な用途に対応出来る高性能「手元スピーカー」をレビューしてみました [PR]

本記事はEarakuよりサンプル提供を受け作成しております。

---

こんにちは。今回はガジェット関係の依頼案件です。
紹介するのはJUST MATCH 株式会社が販売する「earaku」ブランドの「YOUON（優音） J082」です。いわゆる近く出力できる「手元スピーカー」と呼ばれるタイプの製品ですが、ワイヤレスでゼロ遅延転送が出来るレシーバーが付属し、3種類の音声モードを手軽に変更できる製品です。発売前に実施された「Makuake」でのキャンペーンでも1千万円以上の応援を受け好評を得た「実はちょっとスゴい」かもなアイテムです。

製品概要

「earaku YOUON（優音） J082」は、「earaku」ブランドからリリースされている「手元スピーカー」製品です。同ブランドでは「手元スピーカー」製品のほかワイヤレスイヤホンなどの音響製品を製造・販売しています。

「earaku YOUON（優音） J082」は事前募集されたクラウドファンディングサイト「Makuake」にて1千万円以上の実績を達成し、高い関心を得た製品です。離れたテレビの音が聞き取りにくい場合や深夜に就寝中の家族を起こしたくない場合、キッチンで家事中でも聞き取りやすいように、など、家族に向けたささやかな気遣いをカバーすることができる「思いやりスピーカー」製品です。

「earaku YOUON（優音） J082」は最適音量では使用者の近くで大きすぎない程度の音量で再生されるいっぽうで3m程度離れるとささやき声程度の音量となり、まわりに迷惑を掛けずに利用できます。

また前面のステレオスピーカーと底面のウーファーによって高音から重低音までの音域を 1 台でカバーし、繊細かつ自然な音を届けることが可能です。また本体は大きいボタンでわかりやすいデザインを採用しています。

接続は離れた場所に設置したテレビなどに専用のレシーバーを接続。接続は光デジタル（SPDIF）の外部出力かAUXヘッドホン出力の両方に対応しており、あらゆるテレビに接続が可能。スピーカー本体とのワイヤレス通信は遅延のない転送で安定した再生が可能です。またレシーバーはBluetooth 5.3接続にも対応しています。本体は3600mAhの大容量バッテリーを搭載し、約3時間の充電で約15時間（音量60%）の再生が可能です。

スペック表とインターフェース

項目	内容
製品名	お手元スピーカー（優音 Youon Pro 2025)
出力	20W
接続方式	Bluetooth 5.3、AUX、光デジタル、ヘッドホン
再生時間	約15時間（音量60%時）
充電時間	約3時間
サイズ（スピーカー）	幅201mm × 高さ73mm × 奥行77mm
サイズ（送信機）	幅164mm × 高さ78mm × 奥行75mm
付属品	USBケーブル×2、光デジタルケーブル×1、ヘッドホンケーブル×1、取扱説明書
保証期間	1年間

レビュー

パッケージ構成、製品の外観および内容について

というわけで、パッケージはいかにも家電というか、ホームセンターあたりでよく目にするタイプのデザインですね。市場的にもその辺のターゲットを意識しているのが伺えます。

パッケージ内容は本体、本体用順伝ケーブル（USB Type-C／Type-A）、レシーバー、レシーバー用接続ケーブル（光ケーブル、AUX用3.5mmケーブル、給電用USB Type-C／Type-Aケーブル）、説明書、接続ガイド、保証書など。説明書がけっこう細かくしっかりとしたものが付属しているのが特徴です。

本体は幅164mm×高さ78mm×奥行75mm、約560g。ポータブルサイズのBluetoothスピーカー良く似たサイズ感です。前面にステレオ仕様のスピーカーユニット、底面にウーファーユニットを備えた2.1chのスピーカー仕様。上面は大きなボタンが配置されています。

背面には充電用のUSBポートとイヤホン用のコネクタがあります。 上部の大きなボタンでモード切替や調整が可能。Bluetooth接続時は再生や送り・戻りなどのボタンも利用できます。音量ツマミは大音量になりすぎないように途中でストッパーがついているのが特徴的です。また側面にはレザーストラップがついています。

送信機側は幅65mm×高さ45mm×奥行16mm、約26.5gと非常にコンパクトで、後方にAUXとSPDIF、給電用USBポートとモードスイッチがあります。 earaku YOUON(優音) J082earaku YOUON(優音) J082 送信機と本体は電源素入れるだけで接続され、すぐに使用することができます。

インプレッション

というわけで、実際の操作感覚ですが確かに専用送信機と連携した出力では無遅延で出力ができます。またマンションなどの広さでの利用の場合、リビングのテレビからの出力で、隣の部屋の洗面台で、みたいな距離程度は全く問題なく出力されます。

またこのサイズの一般的なBluetoothスピーカーの場合はいかに大音量で重低音が、みたいな話になりますが、「earaku YOUON（優音） J082」の場合は製品の性格もあって、いかに小音量で聞き取りやすい音を出力するか、と全く真逆のアプローチである点がとても興味深いですね。ボリュームノブは音量を一定程度上げると警告音が鳴りあまり大音量にならないように注意を促します。またボリュームを最大まで上げてもそこまで大きな音にはならないように設計されています。

そのためテレビ側が最大音量で出力しても「earaku YOUON（優音） J082」の標準音量ではちょっと小さめくらいのボリュームが適正値として再生されます。それでも本体を正面の近くに置けば聞き取りには全く問題はありません。逆に部屋の端のほうへ数メートル移動すると音は聞こえるけどほぼ無視できるレベルになります。指向性が高く設計をされているのが伺えます。

earaku YOUON(優音) J082また「音楽」「テレビ」「映画」の各モードボタンは、この小音量で楽しむことを前提した調整が行われます。 「音楽」モードは中音域を中心に多少カマボコ寄りの調整が行われ、ボーカル域がより前傾して、ステレオながらダイレクト感のある自然な音色で楽しむことができます。

「テレビ」モードでは空間表現を強調した反響音が加わった「疑似サラウンド」の音響効果が加わります。アクションシーンなどでより臨場感を感じやすい印象になります。

「映画」モードでは「音楽」モードより分かりやすくボーカル域は後退し、より癖の無いステレオサウンドになります。基本は音声を適切に聞かせるモードのため中音域を中心とした傾向ですが、テレビのスピーカーからの出力と併用して音声をより聞き取りやすく、といったモードでは最適な設定となります。

まとめ

というわけで、今回はちょっと変わり種のスピーカーを紹介しました。もともとがオーディオ的な用途の製品ではないため、傾向としては各モードの変化は結構分かりやすいですし、音量も基本は小音量で近くで聴く、という使い方の製品ですが、音質傾向は思ったより自然で違和感無く使える印象でした。
なお家庭用テレビに接続する場合、多くの製品ではサウンドバーやAVアンプ接続用に光出力端子があるため基本はそちらでの接続で、テレビ側の設定ではテレビからの出力と「earaku YOUON（優音） J082」の両方で出力するモードで利用するのが良いでしょう。想像以上に高性能で、本来の用途以外にも結構利用範囲が広そうな印象を受けました。

■製品ページURL：

https://earaku.com/product/j082

https://earaku.com/product/j088